群馬県安中市で、早生桐の植樹祭

カーボンリサイクルファンド会員の(一社)クール・アースが開発する「早生桐ジャパロニア」が安中市に採用され、8月9日に安中市内の観梅公園で植樹祭が行われました。

CRF研究助成で採択された研究がグリーンイノベーション基金に採択されました

一般社団法人カーボンリサイクルファンド(CRF)は、これまで、カーボンリサイクルに係るアイデアにを持つ研究者(又は研究チーム)へ助成し、そのアイデアの育成と社会実装に向けた取組をサポートする研究助成活動を2020年度から実施してまいりました。

2021年度CRF研究助成で採択された「超効率的なCO2利⽤ポリウレタン原料製造法の開発(研究代表者:⽵内 勝彦 氏、国⽴研究開発法⼈産業技術総合研究所)」が、東ソー株式会社を幹事会社として三菱瓦斯化学株式会社との 2 社が実施する国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から公募された「グリーンイノベーション基金事業/CO2 等を用いたプラスチック原料製造技術開発」の研究開発項目3「CO2 からの機能性化学品製造技術の開発」で採択された「CO2 を原料とする機能性プラスチック材料の製造技術開発」の中の1つの開発課題として社会実装に向けたさらなる研究開発が行われることが決定しました。

引き続き、カーボンリサイクルに係る基礎研究等を民間ベースの助成金でサポートするとともに、社会実装に向けた取組が加速するようサポートをしていく所存です。

2022年度第3回CRオンラインサロンを開催しました。

当法人では、会員の方を対象にオンラインでの講演会を月1回程度開催しております。今回、6月28日に第3回CRオンラインサロンを開催し、約100名の方に聴講頂き、2件の講演を頂きました。

1件目は、大崎上島町のカーボンリサイクル実証拠点等を有する広島県よりカーボンリサイクルの取組について包括的な県の支援についてご講演を頂きました。

2件目は、2021年度CRF研究助成で採択された広島大学大学院先進理工系科学研究科先進理工系科学専攻の犬丸啓教授より、研究助成で実施頂いているCo2吸着剤の開発の着想に至ったこれまでの研究業績等について講演を頂きました。

活発な質疑応答やご講演後にブレークアウトルームを使った個別のご相談会も実施いたしました。

 

1.日時:6月28日(火) 15:30~17:00

2.方式:Web会議(Zoom会議)

3.内容

1)CRF会員からの報告

タイトル:広島県のカーボンリサイクルの取組について(広島県商工労働局イノベーション推進チームカーボンリサイクル推進グループ)

2)CRF研究助成採択(CO2吸着剤の研究)

タイトル:無機複合ナノ材料の機能設計 -分子吸着剤,触媒,光触媒- (広島大学大学院先進理工系科学研究科先進理工系科学専攻 犬丸啓教授)

役員の選任等について

2022年度定時社員総会が6月17日に開催され、役員の選任について決議されました。

【辞任】

代表理事・会長 小林喜光 (当法人最高顧問に就任)

監事      吉田泰二

【新任】

代表理事・会長 福田信夫((株)三菱ケミカルホールディングス 代表執行役エグゼクティブバイスプレジデント)

理事      丹生谷晋(出光興産株式会社 代表取締役副社長)

監事      武田孝治((株)IHI 常務執行役員 資源・エネルギー・環境事業領域長)

 

現在の体制については、私たちについてページに掲載しています。

2022年度定時社員総会を開催しました。

2022年度定時社員総会を6月17日に開催しました。

決算報告及び役員の選任について決議されました。

2021年度事業報告、決算報告、2022年度事業計画、収支予算を当サイトの情報公開ページに掲載しました。

広島県カーボン・サーキュラー・エコノミー推進協議会 会員リレーコラムで当法人が紹介されました。

当法人は、広島県カーボン・サーキュラー・エコノミー推進協議会に所属しております。この度、会員リレーコラムが掲載されましたのでお知らせします。

経産新報5月18日号に当法人が紹介されました。

当法人(CRF)会員の株式会社経済新報社が発行する経産新報2022年5月18日号に当法人の活動が紹介されました。

本号は、5月18日~5月20日に東京ビックサイトで開催された第26回自治体総合フェア2022(一般社団法人日本経営協会主催)で配布されました。

再エネ、省エネだけではなく、地域の資源である農林水産業や地場産業を上手く活用し新ビジネス創出に寄与するカーボンリサイクルをPRしました。

また、同紙において、地域資源循環・CO2排出削減に貢献する建築技術であるCLT(Cross Laminated Timber、JASでは直交集成板)が紹介されており、CRF会員の清水建設株式会社や株式会社熊谷組の取組みが事例として取り上げられました。

詳細は以下のリンクをご確認下さい。

研究助成活動公募に係るインタビュー記事を掲載しました

2022年度研究助成公募開始に係りインタビューを受けその記事を掲載致します。

研究助成活動の経緯・活動趣旨や本年度スタートアップ枠を設けた思いなどを語りました。

是非ご一読頂けますと幸いです。

 

<2022年度CRF研究助成活動趣旨>

寄付金拠出社ロゴを更新しました

トップページに掲載している寄付金拠出社のロゴを更新しました。

寄付金拠出社(4/25時点)

使途特定寄付金(広報) 計12社

株式会社IHI、株式会社アドバンスソフト・コンサルティング、出光興産株式会社、山陰酸素工業株式会社、住友重機械工業株式会社、石油資源開発株式会社、電源開発株式会社、東京エコサービス株式会社、凸版印刷株式会社、株式会社福祉開発研究所、三菱ケミカル株式会社、若築建設株式会社 (五十音順)

使途特定寄付金(研究助成) 計11社

株式会社IHI、株式会社アドバンスソフト・コンサルティング、出光興産株式会社、伊藤忠商事株式会社、清水建設株式会社、電源開発株式会社、豊田通商株式会社、丸紅株式会社、三菱ガス化学株式会社、三菱ケミカル株式会社、三菱重工業株式会社 (五十音順)

株式会社日本計画研究所のセミナーにおいて講演します(6月15日)

株式会社日本計画研究所(JPI)のセミナーにおいて、カーボンリサイクルファンドから「カーボンリサイクル、循環炭素に係る取組みと今後の展望」と題して講演します。

参加ご希望の方は、以下URLからお申し込みください。

広報活動 カボ・リサ物語第4話を公開しました

カーボンリサイクルについて楽しく学べるストーリーコンテンツ「カボリサ物語」の

第4話をCRFホームページにて公開しました。

第4話では出光興産株式会社のバイオマス燃料の取組について紹介しています。

是非ご覧ください。

カボ・リサ物語各話一覧はこちら

 

CRF研究助成の採択テーマがNEDO事業に採択されました。

当法人では、大学・企業等の研究者・研究チームの優れたアイデア・発想に助成する研究助成活動を行っております。2021年度は8月に12テーマを採択し、研究を進めて頂いています。

2022年2月25日、NEDO((国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発」の研究開発委託事業にて、北里大学、東京大学、出光興産株式会社(当法人の会員)、(株)日本海水が提案した以下の事業が採択されました。

2021年度CRF研究助成活動では、その基礎検討に対して助成させて頂いておりました。

 

事業名:海水と生体アミンを用いたCO2鉱物化法の研究開発

実施体制:学校法人北里研究所北里大学、国立大学法人東京大学、株式会社日本海水、出光興産株式会社

 

当法人としては、助成先等からNEDO等の国プロの研究開発に繋げ、カーボンリサイクルの社会実装を後押ししていく所存です。

引き続き、当法人に対して、ご支援・ご協力を頂けますと幸いです。

広報活動 カボ・リサ物語第3話を公開しました

カーボンリサイクルについて楽しく学べるストーリーコンテンツ「カボリサ物語」の

第3話をCRFホームページにて公開しました。

第3話では電源開発株式会社の水素の取組について紹介しています。

是非ご覧ください。

経産新報2022年1月号にて当法人と会員企業が紹介されました

当法人の会員である株式会社経済新報社が発行する経産新報にて、当法人と会員企業が紹介されました。

詳細は、添付のリンクからご覧ください。

3面:当法人:当法人の活動概要、研究助成活動等について紹介されました。

4面:大成建設株式会社:同社が開発したT-e Concrete  /Carbon-Recycleについて紹介されました。

5面:出光興産株式会社:同社が開発した出光グリーンエナジーペレットや水素・アンモニアサプライチェーン構築、炭酸塩化技術等について紹介されました。

広報活動 カボ・リサ物語第2話を公開しました

カーボンリサイクルについて楽しく学べるストーリーコンテンツ「カボリサ物語」の

第2話をCRFホームページにて公開しました。

第2話では三菱ケミカル株式会社の人工光合成の取組について紹介しています。

是非ご覧ください。

 

NHKワールド「The Signs」にカーボンリサイクルファンドが開催したカーボンリサイクル大学が紹介されます。

NHKワールド「The Signs」に、カーボンリサイクルファンドが開催したカーボンリサイクル大学が紹介されます。
是非ご覧ください。

番組名 :The Signs
放送局 :MHK WORLD – JAPAN(NHKの国際放送チャンネル)
放送日 :2022年1月8日(土)12時40分/18時40分/23時40分/翌5時40分(各15分)
本放送から1年間、NHKワールド公式HP・アプリで無料オンデマンド配信
特集内容:テーマは「カーボンリサイクル」。
視聴方法:
➀ホームページ・・NHK ワールド TV の番組を 24 時間ライブストリーミングで配信
The Signsのアドレス:https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/thesigns/
➁アプリ・・・・・専用の無料アプリでスマートフォンやタブレット端末から視聴
➂テレビ・・・・・ J:COM など主要なケーブルテレビ局で配信

広報活動 カボ・リサ物語を公開しました

カーボンリサイクルを分かりやすく解説、楽しみながら理解・共感してもらえるよう、
新しい広報のコンテンツをCRFホームページにて公開しました。
是非ご覧ください。

冬季休業のお知らせ

平素は格別のご愛顧賜り心より御礼申し上げます。
当法人では誠に勝手ながら、本年度の冬季休業を以下の日程で実施させていただきます。

 

■冬季休業:
2021年12月29日(水)~2022年1月3日(月)

 

冬季期間に頂きましたお問い合わせにつきましては、2022年1月4日(火)以降、順次対応させていただきます。

2021年度臨時社員総会を開催しました

2021年度臨時社員総会を12月16日に開催いたしました。

定款及び会員規則の改定が承認されました。また、当法人の中期計画の骨子案や来年度の研究助成活動案などについても報告しました。

【旬なニュースを解説!】CO2 新素材で開発

大気中のCO2を直接回収するDACに用いる素材としてMOF(Metal-Organic Frameworks)という素材が注目を集めています。

MOFは、炭素を含む有機分子と金属原子がつながり格子状や蜂の巣状のような構造をした物質であり、1g当たりサッカーコート1面分に相当する表面積を持つMOFもあります。1~数個の分子が入る程度の隙間が空いており、特定の物質を吸着することができます。金属と有機分子の組み合わせにより隙間の大きさや性質が調整でき、狙った物質を吸着するよう設計できるため、CO2回収素材としての活用が期待されます。1990年に東京大学の藤田誠卓越教授がパラジウムと直線状の有機分子を合わせると自然に正方形の分子が組みあがることを発表し、その後正四面体や正八面体などを作る成果を発表しました。1997年に京都大学の北川進特別教授が活性炭の何倍もの分子を吸着できる多孔性のMOFを発表し、応用の可能性が示されました。

MOFの用途は多岐の分野に広がり、既に実用化がされている分野もあります。イギリスのMOFテクノロジー社は、2016年に果物が自ら放出して熟成を促すエチレンの働きを止める物質をMOFに閉じ込め、果物の鮮度を保つMOFを製品化しました。アメリカのニューマット・テクノロジー社は、2016年に有毒ガスを安全に保管・運搬するためのMOFを製品化しました。

 

日本では、2020年に立教大学と日本曹達株式会社がCO2を選択的に吸着するMOFを開発しました[1]。このMOFは水素分子も吸着することが可能で、水素貯蔵の用途でも利用が期待されます。気候変動対策など環境分野では、オーストラリア連邦科学産業研究機構は、2020年MOFを使いDACを安く実現するための試験プラントを建設しました。実験では80℃に熱したMOFを用いて、濃度70~80%のCO2を500回以上に渡って繰り返し吸着でき、6kg/日のCO2が回収できます。回収コストは35~350ドル/トンと既存法に比べて1/3以下と抑えられ、また、高熱の熱源が必要ないので、工場の排熱を利用するなど多くの場所での設置が期待されます。

藤田誠卓越教授はノーベル賞の受賞を占うイスラエルのウルフ賞化学部門を2018年に受賞しており、MOFはノーベル賞候補の技術と言えます。日本初の技術でCO2削減に貢献できることが期待されます。

2021年9月27日 日本経済新聞 日本発新素材「MOF」に世界が注目 脱炭素のカギに

[1]日本曹達株式会社プレスリリース 選択的に二酸化炭素を吸着する新規多孔性物質を開発(2020年7月6日)