早稲田大学有村俊秀教授ら、カーボンニュートラルに向けた民間の取組の最前線をご視察(2023年1月26日~27日)
一般社団法人カーボンリサイクルファンド(CRF)は、カーボンリサイクルを社会実装する上でCO2への価値付け・制度設計が重要と考えております。この考えのもとCRFは、カーボンプライシング制度研究の第1人者であり、CRF学術会員としてもご協力いただいている早稲田大学政治経済学術院 有村俊秀教授との対話を重ねてまいりました。
この度、CO2分離回収技術開発およびカーボンリサイクル研究他の原状について更に理解を深めるべく、電源開発株式会社と中国電力株式会社が出資する大崎クールジェン株式会社、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機(NEDO)が推進するカーボンリサイクル実証研究拠点、および、電源開発株式会社若松研究所を、有村教授、法政大学杉野誠教授ら5名で視察しました。
CCSと組み合わせることで水素発電へと繋がる酸素吹石炭ガス化複合発電設備およびカーボンリサイクル研究の1つとして取り組まれている微細藻類等に係る最新の実証設備や研究状況など、カーボンニュートラルに向けた民間の取組の最前線をご視察頂きました。また、カーボンプライシング制度に係る意見交換も行いました。
CRFはカーボンリサイクルの社会実装をサポートするため、今後もカーボンプライシング制度を始めとした制度設計に対しても支援してまいります。
写真 大崎クールジェン株式会社 ご見学の様子
写真 カーボンリサイクル実証研究拠点 ご見学の様子
カーボンリサイクル大学にて21名が課題解決型思考を学び、職場で実践へ
【概要】
- 一般社団法人カーボンリサイクルファンドでは、会員企業の若手を対象に、課題解決型思考を育成するカーボンリサイクル大学を実施しています。2021年度は20名、2022年度21名が修了しました。
- 課題設定に必要な「思い」、周囲を巻き込む力を養うための基礎的レクチャー、スタートアップ企業との交流を行いました。
- カーボンリサイクルをテーマに「CO2の見える化(一般市民への浸透促進)」や「地方創生への活用」について検討・最初の一歩の実践・チーム発表で仲間作りを実施しました。
2022年度カーボンリサイクル大学受講生と事務局 集合写真
一般社団法人カーボンリサイクルファンド(CRF)では、2050年カーボンニュートラルを達成するために必要な人財育成に力を入れています。カーボンニュートラル達成には、技術開発人財の育成のみならず、新技術の社会実装を後押しする人の教育が必要と考えております。新技術の社会実装にはいくつものハードルがありますが、それを乗り越えるための課題解決型思考(起業家マインド)の育成と共に乗り越えるための仲間作りが必要です。
CRFでは、課題解決型思考の育成や仲間作りのやり方を学ぶ「カーボンリサイクル大学」を株式会社リバネスの協力を得て2021年度からスタートしました。2021年度は20名、2022年度は21名が本講座を修了しました。
2022年度は、会員企業から21名の若手が集まり、10月~1月までの約4ヵ月にわたり計4回の講座・議論と発表を行いました。
前半の講座では、スタートアップ企業との交流や基礎的なレクチャーを通して、課題設定に必要な「思い」、周囲を巻き込む力を養いました。
後半の講座では、4つのチームに分かれ、カーボンリサイクルをテーマに「CO2の見える化(一般市民への浸透促進)」や「地方創生への活用」について、チーム内での議論を重ね、各人が実施できる最初の一歩を実践し、新たな仲間を得るためのプレゼンテーションを行いました。
受講生にはカーボンリサイクル大学で学んだことを活かして、職場等で実践して頂けることを期待しています。
CRFでは、革新的なカーボンリサイクルに係る技術開発を後押しする研究助成活動(上限1千万円、10件程度採択)のほか、今後、CO2吸収源対策として、植林ファンドの設置など、早生樹等の植林活動を展開してまいります。
スタートアップ企業からの講演
スタートアップ企業との討議
チーム発表の様子
ゼロエミッション火力発電EXPO@東京ビックサイトに出展します。(2023年3月15日~17日)
当法人は、3月15日(水)~17日(金)に開催されますゼロエミッション火力発電 EXPOへ出展致します。また、3月16日(水)16時から開催されるセッションで北村副会長による基調講演を行います。ぜひ当法人のブースへのご来場や基調講演の聴講をお願い致します。
<展示概要>
日 時:2023年3月15日(水)~17日(金)
場 所:東京ビックサイト
小間番号:11-13
<基調講演>
日 時:2023年3月16日(木) :16:00~17:00のセッション
タイトル :循環炭素社会実現に向けたカーボンリサイクルの展望と課題
講演者 :副会長 北村 雅良
2023年度寄付金の募集を開始しました。
当法人(CRF)の活動は、会員の皆様からの会費と広く募集する寄付金を原資としており、2023年度の活動のための寄付募集を開始致しました。
特に、広報活動と研究助成活動については、使途特定寄付金を設けて活動を行っております。2022年度は25社から総額約1億円以上のご寄付を頂き、各種活動を実施しました。主な活動の紹介は、添付のPDFをご覧下さい。
(22年度主な活動)
広報活動:カーボンリサイクル大学にて21名に起業家マインドを育成、展示会・新聞・機関紙等での取組紹介、カーボンリサイクル大学を地方版として展開(2月末実施予定)
研究助成活動:スタートアップ枠の新設、80件を超える申請から、寄付拠出社にも審査等にご参加を頂き合計16件を採択、21年度成果報告会を実施。複数の国プロジェクトへの採択、ポスター展示でのネットワークを構築。
なお、寄付特典等の詳細は、リンクの活動内容紹介をご覧ください。
また、2023年度は、CO2吸収源対策としての植林活動も進めていく予定です。(別途ご案内予定)
引き続き、当法人の活動へご支援をお願いできれば幸いです。
募集締め切り:通年受付けておりますが、一次募集の締め切りは3月31日
申込方法: 添付のエクセルへ記載頂き、押印のうえ、エクセルシートを電子メールで送付頂き、押印した紙面の電子データをメールで送付下さい。
<使途特定寄付金:広報ファンド>
(金額)20万円(1口)、100万円(5口)、300万円(15口)
(特典)
- 広報・研究助成特典:Webサイトへのバナー掲載、カーボンリサイクル大学への優先参加(課題解決型思考ができる人財を育成)
- 100万円(5口)以上の特典:デジタルコンテンツ(カボ・リサ物語)や新聞・展示会等で、御社の取組を優先的に紹介
- 300万円の特典:特別イベント(地方版カーボンリサイクル大学等)への参加・御社取組の紹介等
<使途特定寄付金:研究助成ファンド>
(金額)40万円(2口)、100万円(5口)、300万円(15口)、1,000万円(50口)、2,000万円(100口)
(特典)
- 広報・研究助成特典:Webサイトへのバナー掲載、カーボンリサイクル大学への優先参加(課題解決型思考ができる人財を育成)
- 自社でリーチしにくい幅広いカーボンニュートラルに係る研究者と接点が構築可能
- 研究助成特典:スタートアップ枠の選考過程等の確認可(2022度29件、2023年度も同等以上の応募期待)
- 100万円(5口)以上:一般公募枠の選考過程の確認や審査が可能(2022年度55件、毎年約10件づつ応募拡大)
<その他>
・使途を特定しない「一般寄付金」も受け付けております。
・2023年度は、CO2吸収源対策として、植林活動も進めていく予定です(別途ご案内予定)。
CRF会員 アンヴァール㈱が『 未来X (mirai cross)2023 』 クリーンエネルギー賞を獲得
カーボンリサイクルファンドの会員であるアンヴァール㈱は、SMBC日興証券㈱・SMBCベンチャーキャピタル㈱・三井住友銀行㈱が主催、㈱みらいワークスが共同運営するアクセラレーションプログラム『未来X(mirai cross)2023』最終審査会において、クリーンエネルギー賞を獲得しました。
ホームページに新規ページ「グラントの実績」を開設しました
研究助成活動のこれまでの助成実績や、実際にCRFが研究助成を行った研究者へのインタビュー記事を掲載した「グラントの実績」ページを新たに開設しました。
CRFの研究助成にご興味のある方含め、ぜひご覧ください。
広報活動 カボ・リサ物語第6話を公開しました
カーボンリサイクルについて楽しく学べるストーリーコンテンツ「カボリサ物語」の
第6話をCRFホームページにて公開しました。
第6話ではカーボンリサイクルファンドの研究助成の取組みについて紹介しています。
是非ご覧ください。
冬季休業のお知らせ
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。
さて、当法人では、誠に勝手ながら本年度の冬季休暇を下記の日程とさせていただきます。
大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
2022年12月29日(木)~2023年1月4日(水)まで
※2023年1月5日(木)より通常業務を開始致します。
※休暇中のお問い合わせにつきましては、冬季休業以降に対応させていただきます。
研究助成活動の採択テーマがJST/OPERAで継続研究されます
一般社団法人カーボンリサイクルファンドは、2050年カーボンニュートラルに資する成果を期待し、毎年約1億円規模の寄付金を原資とした助成活動(上限1千万円/件・約10件採択)を行っております。
この度、2020年度、2021年度と継続して採択された中央大学研究開発機構 原山 重明教授が実施されてこられた「バイオ燃料と高付加価値商品の同時生産のためのパラクロレラの育種」及び「微細藻由来バイオ燃料実用化のボトルネック解消のための育種」が、東京大学を中心としたJST/OPERA機能性バイオ共創コンソーシアム(Co-creation Consortium for Functional Bio-Research)の中で株式会社アルガルバイオと共同で継続開発することが決定致しました。
原山教授は、油脂生産性の高いパラクロレラに着目し、遺伝子解析・編集を通して、油脂生産性の向上と機能性向上を図る基礎研究について、本助成活動を通して実施されました。株式会社アルガルバイオは、予てより藻類の健康・食糧・環境領域を中心に様々な産業への利用促進に向けた研究開発を推進する中、本研究で一部を共同実施するなど関係性を深め、この度、上記コンソーシアムの一部として継続開発する運びとなりました。
当法人では、本研究助成活動を継続するとともに、カーボンリサイクルの社会実装を後押しすべく様々な活動を行ってまいります。引き続き、皆様のご支援・ご協力をお願い致します。
JST/OPERAについてはこちら
https://park.itc.u-tokyo.ac.jp/functionalbio/opera.html
株式会社アルガルバイオについてはこちら
群馬県安中市の早生桐の取組みがメディアで紹介されました
CRF自治体会員でもあります群馬県安中市の耕作放棄地への早生桐の植林の様子がメディアに紹介されました。詳細は以下URLをご覧ください。
<概要>
・群馬県安中市での取り組みが全国に拡大
・早生桐の成長速度 約3年で7m、約5年で15m (杉:約20年で15m)
2021年度研究助成活動 成果報告会を実施 -アーリーステージの研究者の独創的なアイデアを応援する日本初の制度・NEDO等国プロジェクトとして進展-
<要旨>
- ●一般社団法人カーボンリサイクルファンド(CRF)では、会員からの寄付金等を原資として、2050年カーボンニュートラル達成に資する研究成果を期待し、年間約1億円規模のカーボンリサイクルに係る研究助成を実施しています。
- ●2021年度の研究助成活動の成果報告会を2022年9月29日に開催し、採択された12件の成果報告を会場約50名、オンライン約100名が参加しました。質疑応答・ポスターセッションで会員・研究者相互の交流・マッチングが促進しました。
- ●4件のNEDO事業やグリーンイノベーション基金事業等への採択が報告され、社会実装に向けて採択テーマの研究開発が加速しました。CRFは今後も社会実装へ向けたサポートを展開します。
- NEDO事業1)及び共同研究先にて環境省事業2)へ採択:廃海水と生体アミンを用いた新たなCO2鉱物化法の開発(安元 剛 講師(学校法人北里研究所 北里大学))
- GI基金事業へ採択3):超効率的なCO2利用ポリウレタン原料製造法の開発(竹内 勝彦 氏(国⽴研究開発法⼈産業技術総合研究所))
- JST採択(未来社会創造事業)4):低コストCO2フリー水素製造に向けたCO2 吸着剤の開発(犬丸 啓 教授(国立大学法人広島大学))
一般社団法人カーボンリサイクルファンド(CRF)は、2050年のカーボンニュートラル達成のカギとなるカーボンリサイクルの社会実装をサポートし循環炭素社会の実現を目指し2019年8月に設立、現在では、140を超える企業・個人・地方自治体・学術機関からなる業種横断・産学官連携プラットフォームとして機能しています。
CRFは、毎年会員からの寄付金を募り、2050年カーボンニュートラルに資する成果を期待し、カーボンリサイクルに係るアイデアを持つ研究者(研究チーム)に上限1,000万円(総額約1億円規模)の研究助成を実施しています。
2021年度の研究助成を2021年8月から助成開始し、約1年経過した2022年9月29日(木)にCRF会員に向けて成果報告会を会場約50名、オンライン約100名の出席者をもって実施しました。
冒頭、CRF北村副会長より、不安定な世界情勢の中でカーボンニュートラルを達成するためには再生可能エネルギーだけでは十分ではなく、炭化水素化合物である化石資源等の活用を継続していくため知恵を出す必要があること、そのチャレンジの一つが、イノベーションを通じてCO2を資源として活用する「循環炭素社会」の構築であり、CRFの役割がますます重要であることが述べられました。
成果報告では、研究の成果のみならず社会実装に向けた課題やCRF会員との連携を意識した発表が行われ、オンラインや会場から活発に質疑応答が行われました。
成果報告の中で、4件のNEDO事業やグリーンイノベーション基金事業等への採択の報告がなされ、社会実装に向けて着実に進展しています。
- 廃海水と生体アミンを用いた新たなCO2鉱物化法の開発(安元 剛 講師(学校法人北里研究所 北里大学))は、海水をCa2+原料にして生体アミンを用いたバイオミメティックなCO2鉱物化法という、世界的に見ても例がない新たな鉱物化法の開発です。この研究は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)事業への採択、及び、DAC(Direct Air Capture:直接空気回収)への適用開発研究に向けた取組を環境省令和4年度環境研究総合推進費の中で実施中です。
- 超効率的なCO2利用ポリウレタン原料製造法の開発(竹内 勝彦 氏(国⽴研究開発法⼈産業技術総合研究所))は、毒性の高いホスゲンを使用する製造法からの代替法としてカルバメートを利用する手法の課題である圧力と反応時間の長さを緩和するための触媒等の開発を行いました。本研究は、東ソー株式会社を幹事会社として三菱ガス化学株式会社との 2 社が実施するグリーンイノベーション基金事業「CO2 を原料とする機能性プラスチック材料の製造技術開発」の中で社会実装に向けたさらなる研究開発が行われます。
- 低コストCO2フリー水素製造に向けたCO2 吸着剤の開発(犬丸 啓 教授(国立大学法人広島大学))は、電源開発株式会社と共同で石炭ガス化複合発電プラントなどの高温高圧の排ガスCO2を直接回収する新規CO2吸着材の研究開発を実施し、これまでにない特性を有する吸着剤の開発に成功しました。本研究は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)未来社会創造事業の中でさらなる研究が実施されます。
また、発表者からは、「実績のみではなく、研究者個人のアイデアを重視した採択」「自由度の高い助成金の用途」などに対して感謝の意が示されました。
成果報告後のポスターセッションでは、Face to faceの活発な議論・意見交換がなされ、CRF会員並びに研究者相互の交流が促進され、新たな研究者との出会いの場となりました。
CRFは今後も本研究助成活動を継続して実施し、カーボンリサイクルに係る研究者の発掘・育成と社会実装に向けた取組を加速していきます。
写真1 挨拶をするCRF北村副会長と国プロジェクトに採択された講演者
写真2 成果報告会の様子
<CRFの研究助成活動の特徴>
- ●組織を問わない研究者(研究チーム)に対して、CO2吸収源活用などのネガティブエミッション分野や社会科学等も含む広範囲なカーボンリサイクルに係る研究に対して助成をする制度です。
- ●会員からの寄付金等を原資して運営される独自の助成制度です。
- ●申請書類や経理処理の簡素化を行った制度設計です。
- ●助成金額は上限1,000万円/件、研究期間は2年以内を目途として、総額は年間約1億円規模です。
- ●独創性・革新性・従来技術からの優位性を重視し、実績よりもそのアイデアに重きを置いた評価を実施します。
- ●研究成果や特許などの権利は、研究者に帰属します。
- ●2020年は、35件から12件を採択、2021年度は46件から12件を採択しました。2022年度は、スタートアップ枠を設けるなど新たな試みを実施し、40歳以下の若手研究者による7件を含め、16件を採択しました。
図1 CRF研究助成活動概要
図2 研究助成ファンド寄付金拠出企業一覧
図3 2021年度CRF研究助成活動 採択テーマ一覧
図4 2022年度CRF研究助成活動 採択テーマ一覧
2022年度第5回CRオンラインサロンを開催しました。
9月22日(木)14時より、一般社団法人カーボンリサイクルファンド(CRF)主催の第5回CRオンラインサロンをCRF会員約100名の参加を頂き開催しまいた。今回は、2022年度CRF研究助成活動で採択された3件のスタートアップ企業から講演を頂きました。
各社からの講演の後、活発な質疑応答、講演終了後にブレークアウトセッションを開設し個別に議論を深めて頂きました。
CRFでは引き続き、会員に向けてカーボンリサイクルに係る情報提供と交流の場を提供していきます。
■開催日時:2022年9月22日(木) 14:00~15:30
■方式 :オンライン(Web-Ex使用)
■内容:2022年度研究助成採択テーマからスタートアップ3件の講演
(1)合成バイオ技術を活用した化学品生産の取り組み 清水 雅士 様(マイクロバイオファクトリー株式会社 代表取締役)
(2)気体から素材・エネルギー創出へ 浅利 大介 様(株式会社Atomis 代表取締役CEO)
(3)未利用バイオマス残渣を活用したカーボンニュートラル技術および炭素価値の創出に関する開発 川谷 光隆 様(Innovare株式会社 代表取締役)
広報活動 カボ・リサ物語第5話を公開しました
カーボンリサイクルについて楽しく学べるストーリーコンテンツ「カボリサ物語」の
第5話をCRFホームページにて公開しました。
第5話では株式会社IHIが福島県相馬市で行っているスマートコミュニティの取組について紹介しています。
是非ご覧ください。
カーボンリサイクルファンド紹介動画を更新しました
カーボンリサイクルファンドの紹介動画を2022年9月に更新しました。
カーボンリサイクルファンドの広報活動、研究助成活動、その他活動について紹介するとともに、
当法人の会員のカーボンリサイクルの取組についても一部紹介しています。
是非ご覧ください。
第4回カーボンリサイクル産学官国際会議2022(9/26開催)にて福田会長が講演します
9月26日(月)13:00-16:30に開催されます第4回カーボンリサイクル産学官国際会議2022にて、福田会長による講演を行います。会議の公式ホームページでは当法人の活動についても紹介されております。
是非講演の聴講、当法人の活動紹介の閲覧をお願い致します。
講演の聴講については、公式ホームページ右上の「参加申込」より、事前に参加登録をお願い致します。
カーボンリサイクルファンドプログレスレポート2022 ~カーボンリサイクル社会実装の具体化に向けて~ を公開致しました
一般社団法人カーボンリサイクルファンドは、2050年カーボンニュートラル実現に向けて、昨年に続きカーボンリサイクル推進の進捗状況及びビジネス化を進めるに際しての公的課題に対する提言をまとめましたのでお知らせいたします。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、カーボンリサイクルファンドは、産学官との緊密な連携を通じて提言の実行に取り組んでまいります。
【レポートの構成】
- カーボンリサイクルをめぐる動向
- カーボンリサイクルの意義とカーボンファンドの役割・進捗
- カーボンリサイクル社会実装に向けたカーボンリサイクルファンド会員アクション進捗
- カーボンリサイクル社会実装促進に向けた提言
- まとめ
【カーボンリサイクルファンド概要】
設立:2019年8月30日
役員:会長 福田信夫(三菱ケミカルグループ株式会社 代表執行役エグゼクティブバイスプレジデント)
副会長 北村雅良(電源開発株式会社 特別顧問)
会員:法人会員109 個人会員17 自治体会員9 学術会員4(2022年8月30日現在)
Webサイト:https://carbon-recycling-fund.jp/
【レポートに関するお問い合わせ先】
担 当:神田三奈
メール:info@carbon-recycling-fund.jp
電 話:03-6432-0011
群馬県安中市で、早生桐の植樹祭
カーボンリサイクルファンド会員の(一社)クール・アースが開発する「早生桐ジャパロニア」が安中市に採用され、8月9日に安中市内の観梅公園で植樹祭が行われました。
CRF研究助成で採択された研究がグリーンイノベーション基金に採択されました
一般社団法人カーボンリサイクルファンド(CRF)は、これまで、カーボンリサイクルに係るアイデアにを持つ研究者(又は研究チーム)へ助成し、そのアイデアの育成と社会実装に向けた取組をサポートする研究助成活動を2020年度から実施してまいりました。
2021年度CRF研究助成で採択された「超効率的なCO2利⽤ポリウレタン原料製造法の開発(研究代表者:⽵内 勝彦 氏、国⽴研究開発法⼈産業技術総合研究所)」が、東ソー株式会社を幹事会社として三菱瓦斯化学株式会社との 2 社が実施する国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から公募された「グリーンイノベーション基金事業/CO2 等を用いたプラスチック原料製造技術開発」の研究開発項目3「CO2 からの機能性化学品製造技術の開発」で採択された「CO2 を原料とする機能性プラスチック材料の製造技術開発」の中の1つの開発課題として社会実装に向けたさらなる研究開発が行われることが決定しました。
引き続き、カーボンリサイクルに係る基礎研究等を民間ベースの助成金でサポートするとともに、社会実装に向けた取組が加速するようサポートをしていく所存です。
2022年度第3回CRオンラインサロンを開催しました。
当法人では、会員の方を対象にオンラインでの講演会を月1回程度開催しております。今回、6月28日に第3回CRオンラインサロンを開催し、約100名の方に聴講頂き、2件の講演を頂きました。
1件目は、大崎上島町のカーボンリサイクル実証拠点等を有する広島県よりカーボンリサイクルの取組について包括的な県の支援についてご講演を頂きました。
2件目は、2021年度CRF研究助成で採択された広島大学大学院先進理工系科学研究科先進理工系科学専攻の犬丸啓教授より、研究助成で実施頂いているCo2吸着剤の開発の着想に至ったこれまでの研究業績等について講演を頂きました。
活発な質疑応答やご講演後にブレークアウトルームを使った個別のご相談会も実施いたしました。
1.日時:6月28日(火) 15:30~17:00
2.方式:Web会議(Zoom会議)
3.内容
1)CRF会員からの報告
タイトル:広島県のカーボンリサイクルの取組について(広島県商工労働局イノベーション推進チームカーボンリサイクル推進グループ)
2)CRF研究助成採択(CO2吸着剤の研究)
タイトル:無機複合ナノ材料の機能設計 -分子吸着剤,触媒,光触媒- (広島大学大学院先進理工系科学研究科先進理工系科学専攻 犬丸啓教授)
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