公募情報 2023年度研究助成活動に係る公募を開始しました
カーボンリサイクル技術の社会実装には、CO2を活用していくための基礎的研究を加速させる必要があり、また技術的に確立したものについてもコストが高いこと等によりほとんど商用化されていません。
経済産業省は2019年2月にカーボンリサイクル室を設立、同6月にカーボンリサイクル技術ロードマップを発表してカーボンリサイクルを推進しています。さらに、2050年カーボンニュートラルを目指すと宣言がなされ、「カーボンリサイクル」をはじめとした革新的イノベーションがカギであることが述べられています。これに伴い、グリーンイノベーション基金が設置され、14のグリーン成長戦略分野にカーボンリサイクルが位置づけられました。しかし、社会実装に向けては、民間の自主的なカーボンリサイクルへの支援の重要性が指摘されています。
この様な背景により、一般社団法人カーボンリサイクルファンド(CRF)では、研究助成ファンドを創生し、下記記載のような趣旨に基づきカーボンリサイクルに係る研究へのグラント交付を行うことしました。詳細については、以下URLをご確認ください。
【募集趣旨】
- ●CRFは、炭素循環(カーボンリサイクル)のイノベーションの創出の重要性に着目しており、CRF研究助成活動によるグラントの公募を開始いたします。
- ●組織は問わず、研究者個人(又はチーム)でご応募頂きます。2050年カーボンニュートラルに資する研究成果を期待しており、化学、燃料、鉱物化をはじめバイオ等のネガティブエミッションなど幅広い分野からの応募を可能としています。
- ●国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)等と連携したプログラムになっており、過去の成果が国プロジェクトにつながった例もございます。また、ビジネス化に向けての支援をさせて頂いております。
- ●CRFはカーボンリサイクル大学(ワークショップ形式の若手教育プログラム)をスタートさせるなど、人材育成に力を入れており、今回、若手研究者からの多くの応募を期待しております。
- ●なお、趣旨は同様ですが、昨年度同様、応募様式が簡易なスタートアップ枠を設けることといたしました。
※スタートアップ枠は一般公募枠と併願可能です。