報告 2021年度第5回CRオンラインサロンを開催しました。
11月29日、CRF会員向けに2021年度第5回CRオンラインサロンを開催致しました。
約100名の参加者に、2021年度に採択された研究助成から2件ご講演を頂きました。
会議後はZoomのブレークアウトルームを用いて、講演者への個別質問等を行い、活発にご議論頂きました。
1.日時:2021年11月29日(月) 16:00~17:30
2.方式:Web会議(Zoom)
3.内容
1)21年度研究助成
タイトル:石炭灰にCO2を固定した炭酸塩のコンクリートへの適用について
ご講演者:大成建設株式会社 技術センター社会基盤技術研究部 大脇 英司 様
ご講演者:一般財団法人石炭フロンティア機構 大中 昭 様
概要:石炭灰を用いてCO2を固定する技術と,カーボンリサイクル技術による炭酸塩のコンクリートへの適用について概説します。
2)21年度研究助成
タイトル:分離膜を用いたネガティブエミッションテクノロジーの可能性とその応用
ご講演者:九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 藤川 茂紀 教授
概要:地球温暖化対策として、CO2排出削減が進められているが、それに加えて、現在は、すでに大気中に放出され、拡散しているCO2を直接回収しなければならい状況となっています。このために大気から直接CO2を回収する技術、Direct Air Captureが注目を集めています。本講演では、このDirect Air Captureについての概要を説明し、特に最近我々が注力している、分離膜を用いたDirect Air Captureについてご紹介します。さらに、回収したCO2のカーボンリサイクルをするために、この膜ベースのDirect Air Captureがどのような可能性を持っているかについてもご紹介いたします。