報告 【9/17】カーボンリサイクルファンドオンラインキャリアセミナーを実施しました。
2020年9月17日にカーボンリサイクルファンドオンラインキャリアセミナーを開催しました。当日は学生50名、企業・行政より100名に申し込み頂き、活発な意見交換が行われました。
第1部では「カーボンリサイクルが示す未来」と題してカーボンリサイクルの分野を牽引する各社の代表者が議論を交わしました。各社よりカーボンリサイクルに関する取組を紹介した後、技術を実装していく中でどのような視点が必要なのかについて話しました。一般社団法人カーボンリサイクルファンドの会長でもある小林喜光氏は、「脱炭素から循環炭素へと考えを変えていく必要があります。人類の意識をかえていってこそ地球が変わっていくのです。」と話しました。各企業からは、持続可能な開発目標(SDGs)で誓われている「誰一人取り残さない(leave no one behind)」のように、地域や国の状況に合わせたカーボンリサイクルファンドの技術の実装が必要であるとの意見が出ました。
▲パネルディスカッションの様子
▲パネルディスカッションの様子
<パネルディスカッション登壇者>
出光興産株式会社 常務執行役員 資源部門統括、ベトナムプロジェクト担当 鷺島 敏明 氏
電源開発株式会社 特別顧問 北村 雅良 氏
株式会社三菱ケミカルホールディングス 取締役会長 小林 喜光 氏
株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲 充 氏
モデレーター 株式会社リバネス 代表取締役グループCEO 丸 幸弘
第2部では各社が事前に設定したテーマに沿ってオンラインツールを用いて大学生・大学院生とグループディスカッションを行いました。ここでは、参加者から企業に向けて、「どのようにして技術を実装していくのか?」や「自分の研究をどのように活かせるのか?」など積極的な問いかけもあり、活発な議論が交わされました。
▲オンラインブースセッションの様子(現地)
▲オンラインブースセッションの様子(ZOOM画面)
参加者からは、「あまり馴染みのなかったカーボンリサイクルという言葉が、自分にもできる何かを探すきっかけになった」や「この課題には様々な研究者と企業が意見を出し合わないといけないと感じた」との声が聞かれました。
実施概要
日時:2020年9月17日(木) 14:30-17:30
プログラム:
第1部 14:30-15:20 開会およびパネルディスカッション:Youtube Liveにて配信
第2部 15:30-17:30 グループディスカッション:Zoomを用いたオンラインミーティング
主催:一般社団法人カーボンリサイクルファンド
運営:株式会社NKB、株式会社リバネス
参加企業:出光興産株式会社、電源開発株式会社、三菱ケミカル株式会社、株式会社ユーグレナ