公募情報 2021年度研究助成の公募開始のご案内
カーボンリサイクル技術は、CO2を活用していくための基礎的研究があまり進展していないのが現状であり、また技術的に確立したものについても製造コストが高いこと等によりほとんど商用化されていません。経済産業省は2019年2月にカーボンリサイクル室を設立、同6月にカーボンリサイクル技術ロードマップを発表してカーボンリサイクルを推進していますが、同7月に発表された総合資源エネルギー調査会資源・燃料分科会においては、イノベーション実現に向けて民間の自主的なカーボンリサイクルへの支援の重要性が指摘されています。
2020年10月の菅総理の所信表明演説では、2050年カーボンニュートラルを目指すと宣言がなされ、「カーボンリサイクル」をはじめとした革新的イノベーションがカギであることが述べられています。2020年末には、国の14のグリーン成長戦略の中で、カーボンリサイクル産業が位置づけられ、また、2兆円のグリーンイノベーション基金が設置されています。
この様な背景により、CRFでは、研究助成ファンドを創成し、カーボンリサイクルに係る研究へのグラントの交付を行うこととなりました。詳細については、以下をご確認ください。