三菱重工業株式会社は、日本アイ・ビー・エム株式会社と共同で、CCUSバリューチェーンのデジタルプラットフォーム「CO2NNEX」を開発中である。CO2NNEXは、CO2回収、輸送、利活用や貯留を含むCCUSのバリューチェーンを、実測のCO2データと、関わるプレーヤー間の取引をIoT・ブロックチェーンでつなぐもの。CCUSバリューチェーンをデジタル化し、可視化と価値の追跡を可能にし、将来的にはCO2や環境価値の取引そして全体最適を可能とする事を目論む。CO2NNEXを通じた、CO2エコシステム構築の加速と活性化により、2050カーボンニュートラルへの貢献を目指す。
CCUSデジタルプラットフォームのイメージ
出典:三菱重工Webサイト
2022年中にプラットフォームの基盤が完成。現在それを元に国内外の様々なCCS/CCUプロジェクトのステークホルダーと共にデジタル実証を計画又は開始している。CO2NNEXに集まるCCUSのデータを利用することで、様々なサービスプロバイダがそれぞれの価値提供が行えるようにオープンなプラットフォームを構築していきたい。
CCUSバリューチェーン全体像
出典:三菱重工Webサイト