Case Study取組事例

円筒型太陽電池の開発と社会実装

  • 業種:
  • 電気・電⼦・機械・輸送機器
  • 分野:
  • その他
実施会員:ウシオ電機株式会社

地球温暖化の問題を解決する手段として注目されている太陽電池、その設置場所が課題となっています。森林伐採を通しての設置、傾斜の高い無理のある設置などが挙げらます。

そこで俄かに注目されている設置として、耕作地のソーラシェアリングが注目されています。しかしながら耕作地に通常の太陽電池を農作物の上空に設置すると農作物に必要な日射量を確保できず、農業との両立が難しいとの課題がありました。そこでウシオのガラス封止技術を活かし長寿命化を実現しつつ農作物に必要な日射量を供給することができる円筒型太陽電池を開発。農業と発電の両立に貢献します。

※ウシオが国立大学法人電気通信大学(以下 電通大)と共同開発している円筒型太陽電池が、東京都の令和4年度「大学研究者による事業提案制度」において、「都市型太陽電池による創電・蓄電の強化推進事業」として採択されました。ウシオは、電通大にランプの製造技術を応用したガラス封止技術を提供し、円筒型太陽電池の事業化を支援しています。

 

円筒型太陽電池

出典:ウシオ電機WEBサイト

 

営農型発電の実証

出典:ウシオ電機WEBサイト

 

円筒型太陽電池は、発電シートを円筒型のガラスの中に入れ込み、封止した太陽電池です。軽量で運搬やメンテナンスが容易なことから設置する場所や形態を問わず、全方向の光で発電できるため一日の総発電量が平板型の約1.5倍という特長を持っています。円筒型のガラス管が一定の隙間を空けて並べられ、風や光を通すことから、耕作地などに設置して太陽光を分け合う「営農発電」に最適です。軽量化しているため太陽電池を支える支柱の負担も軽減させることができます。

 

 

参照URL

https://www.ushio.co.jp/jp/news/1002/2023-2023/501034.html

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